障子を舐める猫
第55話 「障子を舐めるおそらさん」
いきなりだけど、語尾に『猫』(〇〇をする猫など)を付けると、小説のタイトルのようになると思っているのはおっさんだけだろうか?
語尾に猫を付けただけで、文学的な意味合いを持つとは。←おっさんのただの偏見。
『猫』という言葉。恐るべし!笑
我が家に唯一ある和室。
その部屋にはオーソドックスな建具である障子が付いている。
おそらさんが子猫から成猫になる際、全部屋を開放した時から、この和室がおそらさんの好きな部屋の一つとなった。
おそらさんがこの部屋を好きな理由としては、想像でしかないのだが、畳の感触が気に入っているっぽい(普段以上にゴロンとリラックスすることが多い)のと、障子が好きな事が挙げられる。
何故おっさんにおそらさんが障子が好きなのか分かるのか?
それは、
「障子を舐めるからです!ハイ!」
おそらさんは気付いた時から障子を舐めていた。
最初は変わったことをするな~程度で余り気にしていなかった。
むしろ障子は殆ど掃除をしていなかったので、ホコリなどが溜まって体に悪いのでは?と思っていた。
帰宅したり休日の日は必ず和室に入ることを要求するおそらさん。その度に障子を舐める。
その頻度の多さに、猫は障子が好きなのか?
と思い、ググってみると、
『猫、障子を破る!』
ばかりヒットして、猫、障子を舐めるはヒットしない。
考えてみれば、障子も紙(和紙)で出来ているので、ティッシュや紙などを破りたがるおそらさんが破らずに舐めてくれるのは珍しいことであり、飼い主の経済的な観点からすれば非常にありがたい。
もしかしておそらさん、おっさんの経済状況を踏まえて遊んでくれているのか?
だとしたら、
「ありがとうおそらさん!( ;∀;)」
「う~わん」(知らん!)
いまだに障子を破らずに舐める理由は分かってない。
ふと気づけば、ブログを書いているおっさんの隣で、コピー用紙を親の仇と言わんばかりに激しく破くおそらさん(コピー用紙と障子、何がそれほど違うのだろうか?)
こんな調子で、おそらさんとの休日が過ぎていく…
つづく