激怒!
第6話 激怒、そして反省
おそらさんがコードを噛んだことが発覚してすぐに、第2段防御柵を展開!
おそらさんがコードを噛んだのは、想像するにおっさんが仕事に行っている時か、眠っている時しかない。
これはマズい……
『隊長!早急に第2段防御柵を展開します!!』
隊長って誰よ!と1人ツッコミをしつつ、100均で買ったボックスタイプの仕切りを
増やし、さらに猫避けを追加。
それからは付近に近づくものの、防御柵があるおかげでコードの所までは行かない。
良かったと思いつつスマホをチェックしていると、なにやら不審な動きをするおそらさん。
あくる日、家に帰ってひとしきりおそらさんと遊んだ後に、スマホをチェックしていると、またコード付近に行ってちょっかいを出している。
何度「やめなさい!」をしても止めずに、遂には防御柵を飛び越えてコードの所に到達。
これにはおっさんもたまりかねて、
「そら!死んだら(感電)どうすんだ!」と激怒。
猫に言葉が伝わっていなくても、この言葉しか出なかった…
おそらさんを危険な目に合わせたくない!しかし、言うことを聞いてくれない!
そんな思いが交錯した結果の激怒。
…暫くして寝たふりをしていると、おそらさんが寝ている布団の上に乗ってきたので、
「怒ってごめんな!おそらさん」と言いながら撫でている時ふっと気づいた!
おそらさんは、おっさんがスマホに集中している時に決まってコードの方に行く。
これはかまって欲しくて、注意を引くためにしていた行動なのでは?
おっさんは十分に遊んだから大丈夫と勝手に判断してたけど、おそらさんにとっては
全然足りてなかった!むしろもっと遊びたかったのでは?
(自分の都合だけで判断してたのか…
これでは飼い主失格だわ)
「ごめんな、おそらさん!おそらさんの気持ちを分かってやれなくて」
おそらさんをギュッと抱きしめる。
するとおそらさんが一言。
「うっ、ニャっ!(オッサン臭せーーー!)」
おそらさんに色々と教えてもらった出来事でした。
つづく