おそらさん、ツチノコになる!?の巻
第32話『ツチノコ』
「寒い、寒い、さむい!」
朝起きて、当たり前の事を何故か3回言うおっさん。
人は寒い時に何故繰り返して言うんだろう?
と、どうでもいい事を考えながら、まだ眠そうなおそらさんを残し、朝食を食べようと1階へと降りる。
こんな日はあったかいスープだよね!と思いつつ、食べたのはトーストと冷たい麦茶。
思考と行動が伴わない。いや、お湯を作るのが面倒なずぼらなおっさん。
余計に寒くなったので、もう少し布団で温まろうと、再び2階へ。
ドアを開けると見慣れないポーズで待ち構えるおそらさん。
「!!」
「ツチノコだ!」
確か昔のことわざにこんなのがあった…
『子供は風の子。猫はツチノコ』←誰も言っていない
(本当は、子供は風の子。大人は火の子です)
あまりの見事なフォルムに、慌てて写真をパチリ。
いつもは写真を中々撮らせてくれないおそらさんだが、微動だにせずジーっと見てる。
(圧がスゲー!)
こんな目で見られたら、まるで女王様に使える召使いになってしまう(笑)
おっさん「女王様、寒いのであれば暖房をお付けしますが…」
おそらさん「早くつけるのじゃ!」
こんな感じ。
おそらさんが寒かったのかは分からないけど、とりあえず暖房をつけるおっさんであった。
つづく