タイミング
第65話 「タイミング」
ある日の事。
その日は実家から荷物が送られてくる事を、前日に連絡をもらっていたので、荷物が届くのを自宅で待っていた時のお話。
普段ならメールで配達時間が分かったり、こちらの要望で時間や場所を変更出来るのだが、今回は郵便局から送ってもらった為(おっさんは郵便局を殆ど利用しないため、登録をしていなかった)多分午前中に届くのかな?と思い、掃除や家の事を片付けながら
待つことにした。
時間は午前11時45分。午前中に届くかもという予想は外れたかな?と思い、自宅近くのスーパーに昼食を買いに行くことにしたおっさん。
10分位で買い物を済ませて、何気なくポストを見ると、
入ってました!
不在配達票!
不在票の時間を見たら、11時53分に配達に伺ったとの事。
何故あと少しの時間を待てなかったのかと自分に嫌気が差しつつも、すかさず再配達の依頼をかける。
14時から16時に再配達の依頼は完了。今度は絶対に家からでないと心に決める。
そして15時45分。雨が降り出しそうだったので、洗濯物を取り込むために2階のベランダへ。万が一、このタイミングで来たとしてもチャイムを鳴らしてくれるから分かるだろと思い、余裕で洗濯物を取り込み、4時になるのを待っていた。
しかしながら一向にチャイムが鳴らない。再配達の時間を勘違いしたかなと思いつつ、もしやと思いポストを見てみると…
またもや入ってました。
不在配達票!! 本日2枚目( ;∀;)
配達時間は15時55分。確実にその時間は家(ベランダ)にいたぜ!
と少し八つ当たり気味のおっさん。
三度再配達依頼。
しかしながらここで冷静になってみる。配達されている方からすれば、再配達の時間を指定しておきながら、いざ配達に行ったら居ない状況。もしこれが自分だったら相当ストレスが溜まるであろうことは疑う余地もない。
少しでも、タイミングの悪さを配達員さんのせいにした自分を反省。
そして、ようやく3度目にして、無事荷物と対面。
「何度も足を運ばせてすいませんでした」と伝えると、「大丈夫ですよ!」と笑顔で対応してくれた郵便局の配達員さん。
おっさんのタイミングの悪さのせいで、何度も足を運ばせてしまったのにも関わらず、嫌な顔一つせずに対応して頂いた配達員さんに心から感謝!
仕事をしている時や、おそらさんと一緒に居る時も、タイミングが合わないことが結構ある。こちらが遊びたいと思い、おそらさんを抱っこすると、おそらさんにはそのタイミングではないから声を出して嫌がったり。おそらさんが遊びたい時に、おっさんは自分の事に忙しかったりと。
それを許容できるかどうかもその時のタイミング(調子)次第なことも多かったが、今後はどんなにタイミングが悪くても、笑って許容できるようにしたいと思う。
そう、あの配達員さんのように。
ちなみに、気になる(?)荷物の中身は『お米と野菜』でした 笑
つづく