おそらさん

愛猫(そら)とおっさんの2人暮らし奮闘記。2人合わせて『おそらさん』

おそらさんと無限換毛期

 第63話 換毛期

 

おそらさんの換毛期は6月頃から始まった。猫の換毛期は3月頃から始まるみたいなので、今年は夏毛の生え変わりはないのかな?と油断していたら、やっぱりありました。換毛期(笑)

 

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 油断したためか、グッズは購入せずに通常のブラッシングの回数を増やせば問題ないかなと思っていたら、いやいや、想像以上に抜ける。気づけば階段や部屋の隅におそらさんの抜けた毛がふわふわと溜まっている。これはおそらさんの体にも悪いと思い、ようやく本腰を入れてブラッシングと掃除に取り掛かる。

普段から『何とかなるだろう~』という楽観主義のおっさんは、危機管理能力が低い。そのため、事が起きてから行動することが多いので、殆どが後手に回る。

今回も換毛期を甘く見ていたこともあり、結果普段余り吐かないおそらさんが週1~2回のペースで吐くようになり、体に負担をかけてしまった。

楽観主義も良いのだが、おそらさんの事に関してはもっと予測を立てて向き合わないといけないと1人反省。

そんな状況のまま、灼熱の7月に突入。おそらさんの抜け毛もピークに。

最初の頃はおそらさんの抜けた毛でボールを作って楽しんでいたが、余りの抜けっぷりに、

「おいおい、永遠に毛が抜けるんじゃねーか!」

と思うくらい。

折しも、鬼〇の刃の映画が流行っていたので、そこから取らせて頂きました。

 

『無限換毛期』

 

おっさんの予想に反して(?)8月に入ってからは、徐々に抜け毛も減り、現在は以前と同じような生活を送れている。

しかし、それでも掃除機をかけると、おそらさんの毛がゴミの8割を占めている。

猫の換毛期を甘くみてはいけないと心に誓うおっさんであった。

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夏毛に生え変わったおそらさん


『う~!わん!(ちゃんとブラッシングしてね)』

 

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お決まりのポーズ

 

                                   つづく

 

次回予告『夏の終わり…そして』

7月のおそらさん

第62話 「7月のおそらさん」

 

最後の更新から2ヵ月も空いてしまった…

軽い熱中症になったり、精神的に疲れ果ててしまったりと、最近までなかなかポジティブに状況を受け入れずにいた。

とは言っても、それは個人的な言い訳に過ぎない。

おそらさんとのブログは継続していくと誓ったので、改めてリスタートしたいと思います。良かったらお付き合いください。

 

今年の夏は暑かった!

 

慣れない屋外での作業やエアコンの無い室内での作業など、これまで経験したことがない環境だったので、今年の夏(特に7月)は余計に暑く感じた。

 

そんな中でも、

おそらさんは元気です!

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和室で寛ぐおそらさん

先述した通り、肉体的にも精神的にも下降ぎみだったので、おそらさんが元気なことには何度助けられたことか。

帰宅して、日課である和室に連れて行くと、汗臭いにも関わらずおっさんの腕をしきりに舐めてくれるおそらさん。

「今日もお疲れ様~」と言ってくれてるよう。

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何度癒されたことか

そんなおそらさんの励まし(?)もあって、何とか気持ちを奮い立たせながら1日1日を過ごしていたのだが、毎日お風呂には入っているものの、帰宅する頃には体中激しい痒みに襲われる。

もしかすると体が現状に拒否反応をしていたのかもしれない。薬を塗ってもその場限りが多く、かといって医者に行く時間もない。

そこで試してみたのが、

「ハイ!肌に効果ありの木酢液~」(久しぶりのドラ〇もん風)

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木酢液。価格は900円程

ネットで調べたところ、木酢液をお風呂に入れるとアトピーや皮膚の痒みに効果があるようなことが書かれていたので、近所のドラックストアで早速購入。

お風呂をためて、木酢液のキャップで5杯分を投入。

お風呂に浸かること10~15分程。

すると、

痒みは少し治まり、なんか肌がすべすべになった気がする!

(多分おっさんは催眠術にかかりやすいタイプだと思う 笑)

匂いはお世辞にも良いとは言えないが、体の痒みが少しでも治まってくれるなら助かる。

お風呂から上がって、意気揚々とおそらさんを和室に連れて行く。

いつもの通り、腕をぺろぺろ舐めてくれるおそらさんを想像したのだが…

少し舐めただけで、これじゃナイ感が強いのか、傍を離れるおそらさん。

木酢液のお風呂に入って1週間程度だが、いつもこの反応。

多分猫にとっては木酢液の匂いや成分が好きではないのかもしれない。

これはこれでちょっと寂しい…と思うものの、体を元の状態に戻して、おそらさんと一緒に頑張っていこうと誓うおっさんであった。

 

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励ましてくれるおそらさん

「う~わん!」(頑張れ!おっさん!)

ありがとう!おそらさん!

 

 

                                   つづく

 

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伸びるおそらさん

『次回予告 おそらさんと無限換毛期』

 

 

 

 

 

 

 

6月の居候と秘密の通路

第61話 「居候と秘密の通路」

 

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6月の居候。

と言っても、厳密には5月から我が家に居座っている輩がいる。

 

その正体がこちら

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6月の居候の正体


 ノシメマダラメイガ(と言うらしい… 虫嫌いの方にはすいません!)

体長は7~8ミリ程度と小さいのだが、家に帰って気付くと、天井に何匹か止まっている。しかも放置していると1、2匹だったのが、3、4匹に増えているのである。

直接的な害はないものの、余り気分の良いものではない。

 

そういえばこの蛾、去年も居候を決め込んでいた。

発生源は実家から送ってもらっていたお米の中。

流石にこの時は食べ物への害があったので、すべて駆除したのだが、どうやら生き残った奴らがいたみたいである(ちょっとしたホラー笑)

 

「今年は家賃を払ってもらわないといけないな…笑」

 

食害がなかったので、今回はそこまで気にせずに余裕を決め込んでいたのだが、おそらさんはそうではなかった!

 

見つけるや否や、おそらジャンプからのおそらパンチ!

 

不法侵入者は許さない!と言わんばかりの撃退モード。

実はこの蛾は飛ぶスピードが遅い且つ、比較的低空飛行をするので、猫からしたら捕まえやすい虫かもしれない。とは言っても、おそらさんが捕まえた後、食べると困るので床に落ちた所できっちり駆除。

能天気な家主に対して、きっちりと仕事をする警備隊長のおそらさん!

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侵入者は許しません!のおそらさん


 

「うおっ!頼もしいぜ!おそらさん!」

 

今回この蛾の発生で改めて思ったことだが、たまに

「おい! どこから入ってきた?」

とツッコミたくなるような場面に出くわす時がある。

今の家に住み始めてからは、夏の大敵である蚊どころか余り虫を家の中で見ることは殆どなくなった。なので勝手に密閉はしっかりとされていると思っていたのだが、たまに玄関先や風呂場にクモやムカデがいる時がある。

 

殆どが排水溝から来ているとは思うのだが、どこかに秘密の通路があるのではと思ってしまう中二病のおっさん。

 

そんなおっさんを見て、おそらさんが一言。

 

「う~わん!(しっかりしなさい!)」

 

 

 

                                    つづく



*暑い日が続いているので、皆様体調には気を付けて暑さを乗り切りましょう!

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6月に撮った滝の画像

 

舐め猫

第60話 「舐め猫」

 

舐め猫。

と言っても80年代に一世を風靡した「なめ猫」ではない(古っ!)

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ある朝のおそらさん


 

以前、障子を舐める猫と言う記事を書いたが、最近のおそらさんは、

障子、襖、建具、おっさんの腕を良く舐める。

ここ最近は特におっさんの腕を良く舐めるようになった。

最初は信頼してくれているのかなと思い、嬉しかったのだが、よくよく考えてみると、

5月は仕事が多忙で帰宅時間も遅かった。加えてハードワークのせいか、夕食を食べてソファーに横になると、意識を失うように眠ってしまう日々が殆ど。

おそらさんとのコミュニケーションも大分少なくなっていた。

 

「おそらさん、ありがとう!でももういいぜ!」

 

と、サンド〇ィッチマンばりに言っても、一向に舐めるのを止めないばかりか、むしろひたすら舐め続けている。

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ゴロンとする回数も増えてきた。


 

もしかしたら、おそらさんの淋しい気持ちが、腕を舐めるという行為になっているのかもしれない…

そう思ったら、急にいたたまれない気持ちになってきた。

 

「ごめんな、おそらさん」

 

今の仕事に就いてから5月で半年にはなるが、まだまだ半人前。

技術を学んで独立したいという目標はあるものの、おそらさんとの時間を削ってまで働く事が本当に幸せなことなのか?と弱気になる時もある。

 

だけど、今やっている事は必ず次に繋がる。蒔いた種は必ず大きな意味を持つという想いで続けて来たので、簡単に諦める訳にはいかない。

 

おっさんの腕を夢中で舐めるおそらさんを見て、せめて帰って来てからは、疲れていようとも、おそらさんが満足いくまで一緒に遊んであげようと心に誓うおっさんであった。

 

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今年も艶やかに咲いた菖蒲の花

 

 

                                    つづく

気になってること

第59話 「気になってること」 

 

最近気になってることがある。

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頭隠して尻隠さずのおそらさん、これも気になったことの1つ。

ここ1年程テレビを殆ど見ない生活をしており、スマホでニュースを見たり、YouTubeで動画を見ているのだが、動画を見ていると、1日に必ず1回は出てくるCMに心を奪われてしまった笑

 

そのCMの名は、

 

「欲しいのさシーバ」

 

猫を飼っている方は、1度は見たことがあるであろうキャットフードのCM。

おっさんはおそらさんに見せる動画を日々探しているためか、このCMが必ずと言っていい程、良く見る動画の間に流れてくる。

最初は有無を言わずスキップしていたのだが、最近は猫の目の中で歌うダンディーな歌手(伽東アキラと言うらしい)のインパクトと歌に、ついつい全部見てしまっている自分がいる。

『欲しいのさ~♬ シ~バ~♪、欲しいのさ~♬ シ~バ~♪』

 

これを書いている間も、歌が脳内再生されているくらい洗脳(?)されてしまってしまっている感がある。

我が家はCIAOちゅ~る派なのだが、余りに気になったため、シーバを購入してみることに。

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気になりすぎて購入

CMの最後に「もう、ゾッコン」というセリフがあるのだが、果たしておそらさんは気に入ってくれるのか?

おそらさんの好きなカツオ味をチョイスして反応を見てみる。

 

その結果…

 

 

 

「ちゅ~ると変わんね~!

 

が正直な感想。

それくらい食いつきも良く、すぐに完食してくれた。

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もう、ゾッコン(?)のおそらさん

内容量は12gなので、ちゅ~る(14g)よりも若干少なく、ちゅ~るよりやや硬いかなという感じ。ちなみに価格は4本で157円(税込み)でした。

「もう、ゾッコン」だったのはおそらさんではなく、おっさんの方かもしれない(笑)

 

「おそらさん、美味しかった?」

「う~わん!(ゾッコン!)」←言ってない 笑

もし、おっさんと同じくこのCMの虜になっている方がいたら、公式サイトにこの歌の歌詞と伽東アキラのプロフィール(座右の銘:だって猫だもの など)が載っているので、見てみると楽しいかも。

以上、気になってることでした。

 

                                    つづく

断捨離とおそらさん

第58話 「断捨離」

 

春眠暁を覚えず。

春の麗らかな陽気に誘われて、いつまでも眠っていたい今日この頃。

ましてや本日は仕事もお休み。

さあ、ゆっくりと眠るぞ!

と意気込むおっさんをよそに、いつもの出勤時間(大体6時頃)におそらさんの容赦のないモーニングコール(鳴き声)が始まる。

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飼い主の代わりに眠るにゃ!のおそらさん

「おそらさん、今日はもう少し寝させてくれ!」

と言って、再び眠りにつこうとするも、鳴き声は更に大きさを増していく。

見れば、おそらさんのご飯が空っぽだった。

「ごめん、ごめん、おそらさん」

結局2度寝は諦めて、おそらさんにご飯をあげようとクローゼットを開ける。

 

脱ぎっぱなしの作業着やおそらさんがかじった段ボールの破片。1年以上来ていない服など。一言でいえば汚い!

その状況が目に飛び込んできた。

(忙しさにかまけて、クローゼットの中を整理していなかったな。これはイカン!)

おそらさんにご飯をあげた後、今日は徹底的にクローゼットの中を整理することを決意。

かくして壮絶な断捨離が幕を開ける!(映画風 笑)

 

寝室にはクローゼットが二つあり、どちらも混沌としており、ほぼいらない物を詰め込んだ物置状態と化していた。まずは使うものと使わない物を分ける作業から始めなくてはならない。

 

〇おっさんの断捨離心得 

その1、『3つに分ける』

使うもの、使わないもの、判断に迷うもの。その3つにそれぞれカゴ(段ボールなど)を用意して選別する。判断に迷う物は後で吟味する。とにかく選別のスピードをあげる。

その2、『今使う(着る)ものだけを残す』

購入した時は、一目惚れをして買うことが多かったので、また使うかもや着るかもといった感情が出てくるが、結局1年以上使用していない(着ていない)ものは再び使うことはほぼないので、迷わず使わない物扱いにする。もったいないという感情は捨てる。

その3、 『思い出に浸らない』

選別をしていると、どこにしまったか忘れていた物が出てきたり、当時を思い出す物(写真など)が出てくる。そして思い出に浸っていると、大幅な作業のロスになるので、ひたすら選別に重視する。

以上を踏まえて、断捨離を行っていたのだが、ここで最大の障害が立ちふさがる。

 

そう! 好奇心の塊、イタズラ大好きおそらさんである。

 

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選別中、ハンターの目で狙うおそらさん

使わない物が増えたので、ビニールのゴミ袋に入れているとそのゴミ袋をかじって破る。

選別したものにちょっかいを出して、おもちゃ替わりにするなど。これでは一向に終わりが見えないないため、別の部屋に隔離をすると泣き叫ぶ始末。

 

こうなったらアレを出すしかない!

 

『猫はみんな大好き、段ボール箱!』←ドラ〇もん風

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段ボール箱に夢中になるおそらさん

おそらさんが段ボール箱に夢中になっている間、選別のピッチを上げる。

 

何とか断捨離終了!

 

結果的に使わない物が、45リットルのゴミ袋2つ程になったけど、クローゼットも整理出来たし、気持ちも軽くなったので良かった!

 

「すっきりしたね!おそらさん!」

 

「う~わん!(遊び足りない!)」

 

 

 

                                   つづく

 

 

 

さくら

第57話 「演目は桜」

 

 

この写真は4月7日に近くの公園で撮影したもの。

今年も満開に咲く桜たちを写真に収めることが出来た。

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満開のさくら

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1週間が過ぎた現在は、多くの桜が葉桜となっている。

出来る事ならこの綺麗な桜をずっと見ていたいのだが、咲いてから散るまでの期間が短い、この「儚さ」こそが桜が愛される1つの要因なのだろう。

 

今年も多くの人々を魅了してきた桜たちは、来年の春に向けて準備期間に入った。

まるで、サクラという演目を終えた舞台役者のように。

 

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取り巻く環境がどんなに変わっても、桜の花、1本1本の枝や木々。

それぞれが最高の仕事をしているように感じた2021年の桜たち。

 

「お疲れ様でした!」

 

桜たちに負けないように、最高の仕事を心掛けていかなければな~と心に誓うおっさんであった。

 

「頑張るからね! おそらさん!」

 

「う~わん!」(今日は出番がなかった)

 

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                                  つづく